診療案内

耳鼻咽喉科は主に耳、鼻、のど、口の内、顔面、首の病気を診る専門科です。
耳は聴覚や平衡感覚、鼻は嗅覚、舌は味覚をつかさどる大切な感覚器官であり、のどは摂食嚥下・音声言語などの機能に関係しています。鼻やのどの調子が悪くなると、呼吸がしにくくなる事もあります。顔には顔面神経という、主に顔の表情を作る筋肉(表情筋)の運動を支配している神経があります。
また首の前面・喉仏(のどぼとけ)のすぐ下には、羽を広げた蝶々に形が似ている甲状腺という臓器があり「甲状腺ホルモン」を生成しています。甲状腺ホルモンは新陳代謝や細胞の成長を促す作用などがあり、人が生きていく為にはに無くてはならないものです。

「風邪をひいた」「耳が聞こえにくい」「口内炎がでた」「いびきをかいて寝ている」「首が腫れている」「めまいがする」など、日常生活において珍しくない些細な症状でも、放っておくと病気が進行して治療が間に合わなくなる事もあります。そうならない為にも、当院では病院が苦手な方でも安心して、お気軽にご来院して頂けるクリニックをめざしております。
皆様に健康な生活をおくって頂く為のアドバイスや治療を致しますので、どうぞお気軽にご来院ください。

耳の症状

  • 聞こえが悪い 

  • 耳鳴りがする

  • 耳だれが出る

  • 耳が痛い

  • 耳がかゆい

  • 耳から膿や血がでる

  • めまいがする

  • 耳垢がたまる

  • 耳やその周囲が腫れた

中耳炎(ちゅうじえん)

中耳炎とは中耳が炎症を起こす病気です。
原因により急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出(しんしゅつ)性中耳炎、真珠腫(しんじゅしゅ)性中耳炎、などに分けられます。
急性中耳炎は主に細菌による中耳の急性感染症で、しばらくすると治まりますが、再発を繰り返したり長引いたりするものもあり、その状態を慢性中耳炎と呼びます。
滲出性中耳炎は、中耳が炎症を起こした際に粘膜から出る滲出液がたまってさらに炎症が起こる病気で、急性中耳炎の治療が不完全だったり、 鼻をすすり過ぎて鼻水が耳管を逆流し、中耳に達したりすることで炎症が起こります。
真珠腫性中耳炎とは、中耳の鼓室内に本来は存在しない扁平上皮細胞(耳垢や皮膚垢)が侵入している状態であり、発生機序から先天性と後天性に分けられます。扁平上皮の塊が白い真珠のように見える為に真珠腫と言われます。真珠腫が増大すると周囲の骨を破壊し、耳小骨や顔面神経、外側半規管を障害し、難聴、顔面神経麻痺、めまいを来し、病状が進行すると髄膜炎、脳炎など頭蓋内合併症をも引き起こします。

まとめ

症状
耳痛、発熱、難聴、耳閉塞感、耳漏。
原因
細菌感染、ウィルスと細菌の混合感染、耳垢や皮膚垢。
精査方法
顕微鏡で耳の中を観察します。また必要に応じて内視鏡を使うこともあります。
好発年齢
0歳~10歳が多い。
予防策
風邪の予防をしましょう。鼻水はすすらずに、片方ずつかんでください。


外耳炎(がいじえん)

外耳炎とは、耳介から外耳道の皮膚に感染症が起こり炎症が生じた状態を言います。
耳掃除の際に、外耳道を強くかいてしまって小さな傷ができ、そこから細菌に感染したり、
水やが外耳部分に侵入し細菌が繫殖して起こる事が多いです。

まとめ

症状
耳のかゆみ、耳の痛み、耳漏、難聴。
原因
細菌感染などです。
精査方法
顕微鏡で耳の中を観察します。また必要に応じて内視鏡を使うこともあります。分泌物や膿などの種類を特定するために、培養検査をすることもあります。
好発年齢
特になし。幅広い年代の方が罹患する病気です。
予防策
耳かきは、手前の耳あかを取り除く程度にやさしく行いましょう。


突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)

難聴は大きく分けると、外耳から内耳に音が伝わらなくなる「伝音難聴」と、内耳で音から変換された電気信号が脳にうまく伝わらなくなる「感音難聴」の2種類があり、突発性難聴は感音難聴の一種でです。
「昨日まで普通に聴こえていたのに、今朝起きたら突然耳が聴こえない」「耳鳴りがしてると思ったら突然聴こえなくなった」といった症状で発症に気づかれる事が多いです。
発症してから約1ヵ月程度経過すると、聴力が落ちたまま固定してしまうため、完治や改善の為には発症後1週間以内に治療をうける事が重要です。
また突発性難聴は再発をしないことが特徴の一つですが、再発した場合にはメニエール病や聴神経腫瘍、心因性難聴などの疾患の可能性が考えられます。

まとめ

症状
聴力の変化、耳鳴り、耳閉感、めまいなど。
原因
明確には解明されていません。ストレス、睡眠不足、疲労の蓄積、不規則な生活、多量の飲酒、糖尿病などと関連が深く、血流障害やウイルス感染による炎症が関係しているのではないかと考えられています。
精査方法
聴力検査、鼓膜の張りの検査をします。めまいを随伴する症例では必要に応じて、平衡機能検査、眼振検査をします。
好発年齢
幅広い年代に起こりますが、特に働き盛りの40~60歳代に多くみられます。
予防策
ストレスを溜めない生活を送ることが大切です。質の高い睡眠、バランスの取れた食生活、適度な運動をすることを心がけましょう。


耳垢塞栓(じこうそくせん)

通常、自浄作用により耳垢は自然に耳の外へ排出されます。
しかし自浄作用がうまく働かない場合などには、耳垢が溜まって耳の穴が狭くなってしまうこともあります。さらに放置していると耳垢で耳の穴がふさがってしまいます。

まとめ

症状
耳のかゆみ、聴力の変化、耳閉感、耳鳴りなど。
原因
耳垢の排出不良。
精査方法
顕微鏡で耳の中を観察します。また必要に応じて内視鏡を使うこともあります。
好発年齢
特になし。幅広い年代の方が罹患する病気です。
予防策
2週間に1度くらいの頻度で耳掃除をしてください。外耳道の形が複雑な方は、ご自分で耳掃除をするのは難しいので、耳鼻咽喉科で耳掃除をしてもらうと良いでしょう。


耳管開放症(じかんかいほうしょう)

耳・鼻・のどを結ぶ管の事を「耳管(じかん)」と言います。
耳管は通常時は閉じられているものですが、飲み込んだり、あくびをしたり、鼻をかんだりすると開放され、内耳の圧力を調整してくれます。しかし、その耳管が何らかの原因で開きっぱなしになる状態を「耳管開放症」と言います。

まとめ

症状
耳閉感、自分の声が響く、耳鳴り、難聴、自分の呼吸音が耳に響くなど。
原因
若い方が発症する原因は、過度のダイエット、ストレス、脱水など、高齢の方の場合は、加齢による身体機能や耳管周辺の筋力の低下が原因となる事が多いです。
精査方法
顕微鏡で耳の中を観察します。必要に応じて聴力検査をします。
好発年齢
30~40代、70~80代に多い病気です。
予防策
過度なダイエットは避けましょう。また自律神経の乱れが原因となる事もある為、普段から生活習慣に気をつけ、睡眠もしっかりとり、ストレスを溜め込まないようにしましょう。


耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)

耳管が塞がれたり狭くなったりする病気です。
飛行機に乗った際などに、気圧の急激な変化によって内耳内の圧力との差が生まれ、耳が詰まった感じがします。このとき唾を飲み込むと、耳管が開いて圧力が調整されて元に戻ります。
しかし何らかの原因によって耳管が狭まり、圧力の調整機能がうまく働かずに、鼓膜が圧力で膨らんだりへこんだりする事で、耳がつまった感じや自分の声が響くなどの症状がでます。

まとめ

症状
耳閉感、耳が圧迫される感じ、自分の声が響く、難聴、自分の呼吸音が響くなど。
原因
鼻の炎症(風邪、鼻炎、副鼻腔炎など)で粘膜が腫れることが原因です。鼻の奥の炎症によって、耳管の鼻側の開口部がふさがってしまう事で、耳管狭窄症となります。
精査方法
顕微鏡で耳の中を観察します。必要に応じて聴力検査をします。
好発年齢
30~40代、70~80代に多い病気です。
予防策
過度なダイエットは避けましょう。また自律神経の乱れが原因となる事もある為、普段から生活習慣に気をつけ、睡眠もしっかりとり、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

鼻の症状

  • 鼻づまり

  • 匂いがわかりにくい

  • 鼻水がでる

  • 鼻汁から悪臭がする

  • くしゃみがでる

  • 鼻血が出る

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

副鼻腔とは、鼻腔(鼻の穴)のまわりにある左右4対の空洞のことを指します。そしてこの副鼻腔で炎症が起こっている状態が、副鼻腔炎です。
風邪が治ってもいつまでも鼻水が止まらない・鼻づまり・ドロッとした鼻水がのどに引っかかる感じが続いているときは、副鼻腔炎になっているかもしれません。副鼻腔の中に膿が溜まってしまうと、いわゆる「ちくのう」になります。

まとめ

症状
鼻水、鼻づまり、鼻声、においのある鼻水、頭痛やおでこ、頬の痛みなど。
原因
ウイルスや細菌などが鼻腔に感染し引き起こされた炎症が、副鼻腔まで広がることで引き起こされます。
精査方法
鼻の内部をみる医療器具を使って、粘膜の腫れの度合いや鼻水の状態などを確認し、必要があればレントゲンを撮り、炎症が起きている場所や、炎症の広がりなどを確認します。
好発年齢
特になし。幅広い年代の方が罹患する病気です。
予防策
ふだんからバランスの取れた食事と、規則正しい生活を心がけましょう。もし風邪をひいたら、無理をせずしっかり治すことで予防できます。


鼻出血(びしゅっけつ)

出血の原因は様々ですが、鼻の中を触ったことが原因となるケースが大半です。
血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方、高血圧、肝臓病、血液疾患を抱えている方は、鼻出血が起こりやすくなっています。その他、事故などの外傷によって出血することもあります。
鼻出血の処置は、来院時点で、血が止まっているか、流出しているかによって、対応にかかる時間が大きく変わります。
血が流出している場合は、処置に長い時間が掛かる事があります。また、ご来院時の混雑具合によっては、即時の対応が出来かねる場合もあります。
恐れ入りますが、鼻出血が続いている場合は、ご来院前に、現在の症状等をお電話でご一報下さるようお願い致します

まとめ

症状
鼻からの出血
原因
鼻の中を触る、鼻を傷つけるなど。
精査方法
鼻の内部をみる医療器具や内視鏡を使って、出血の状態や場所などを確認し、必要があればレントゲンを撮り、骨折していないかを確認します。
好発年齢
特になし。
予防策
鼻を触ったり、強くかんだりしない事と、加湿をして鼻の中の乾燥を防ぐ事です。


嗅覚障害(きゅうかくしょうがい)

慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎に伴う鼻づまり(呼吸性嗅覚障害)、風邪に伴う嗅上皮の障害など(神経性嗅覚障害)、何らかの病気を原因として嗅覚障害が起こるケースが多くなります。その他、頭部を強く打ったときに起こる嗅覚障害、原因不明の嗅覚障害なども見られます。

まとめ

症状
においが分からない、においを感じにくい、普段と違うにおいに感じるなど。
原因
鼻の粘膜や嗅神経、大脳の障害が考えられます。慢性副鼻腔炎、風邪、頭部の外傷などから発症します。
精査方法
鼻の内部をみる医療器具や内視鏡で診察して、副鼻腔炎などであればポリープ(鼻茸)などが出来ていないかを確認します。必要があればレントゲンを撮ります
好発年齢
50歳代の方に多いとされ、女性がなりやすいです。女性のほうが男性に比べ嗅覚に優れているので、嗅覚の変化に気づきやすくなります。
予防策
風邪予防をしましょう。


季節性アレルギー性鼻炎:花粉症(きせつせいあれるぎーせいびえん:かふんしょう)

春先から初夏までは、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカバ。春から秋には、カモガヤ、オオアワガエリ。夏から秋では、ブタクサ、ヨモギなどの花粉の飛散量が増加します。
血液検査でこれらのアレルゲンを特定して、回避する努力をしたり、その時期に合わせて内服や点鼻の治療をきちんとと行えば、症状はかなり軽減できます。
また症状が出る少し前の時期から治療を開始すると、シーズン中の症状がかなり良くなります。ひどくなってから薬を飲んでも効きは悪いので、早めに来院をしましょう。

まとめ

症状
鼻の症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)と、目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴う場合が多く、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることもあります。
原因
鼻腔内に入った植物の花粉に対して、免疫が反応しておこります。
精査方法
鼻の内部をみる医療器具で診察して、必要があればレントゲンを撮ります。アレルギーの原因(抗原)が不明な場合は血液検査をします。
好発年齢
特になし。幅広い年代の方が罹患する病気です。
予防策
外出時にサングラスやメガネ、マスク、帽子、身に着け、肌の露出を控えましょう。室内に入る前には花粉を払い、うがいや顔を洗う習慣をつけましょう。

ひどい花粉症状でお困りの患者様へ

【重症花粉症の治療薬】

ゾレア

ゾレアは、花粉症のアレルギー症状を引き起こす、IgE抗体に作用する抗体製剤です

ゾレアは生物学的製剤の抗IgE抗体製剤です。生物学的製剤とは、生物から産生されるタンパク質などの物質を応用してつくられた医薬品で、化学的に合成した一般的な医薬品とは異なります。また従来の医薬品と比べて薬の構造が複雑で、内服では体内で吸収されにくいため、ほとんどが注射剤となっています。
抗体製剤とは、生物学的製剤の一つで、疾患に関係する標的の分子だけに結合する抗体(タンパク質)を医薬品としたものです。ゾレアは、花粉症などのアレルギー疾患に重要なはたらきをしているIgE抗体を標的の分子として作用する抗体製剤です。
生物学的製剤は、病気に関連する物質にピンポイントで作用するため、高い効果が期待でき、効果の持続時間が長いという特徴もあります。

当院では以下の条件を満たしている患者様へ、ゾレアでの治療を提案致します。

  • 花粉症状がひどく、前スギ花粉シーズンでも重症な症状があった。(*1)
  • スギ花粉のアレルギー検査(血液検査)の結果が陽性だった。(*2)
  • 花粉症の既存治療を1週間以上行ったが、効果不十分だった。
  • 12歳以上であり、血清中総IgE濃度が30〜1,500IU/mL、体重が20〜150kgの範囲にある。
※初回投与前の血清中総IgE濃度および体重に基づき、ゾレアの投与量・投与間隔(薬剤費)が決定されます
*1:過去の治療内容や症状により判断されます。詳しくは、主治医が説明致します
*2:スギ花粉抗原に対する血清特異的IgE抗体が、クラス3以上(FEIA法で3.5UA/mL以上またはCLEIA法で13.5ルミカウント以上)がゾレア投与対象です
妊娠中および授乳中の方は、必ず医師にご相談ください

上記の投与対象に該当しない場合は、自費診療で処方可能です。


通年性アレルギー性鼻炎(つうねんせいあれるぎーせいびえん)

ハウスダストやペットの毛などが原因となってアレルギー症状がでます。季節関係なく一年中症状が現れます。

まとめ

症状
鼻の症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)と、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることもあります。
原因
ほこりやダニ、カビ、昆虫の死骸、ペットの毛など。
精査方法
鼻の内部をみる医療器具で診察します。アレルギーの原因(抗原)が不明な場合は血液検査をします。
好発年齢
特になし。幅広い年代の方が罹患する病気です。
予防策
部屋を小まめに掃除し換気しましょう。カーペット・布製クッション・布製ソファを避ける事も効果的です。原因がペットの場合は、ペットを寝室に入れないことで予防できます。

スギ花粉症・ダニアレルギーの患者様へ

アレルゲン免疫療法(あれるげんめんえきりょうほう)

アレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。
アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさせる可能性がります。


舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)

治療薬を舌の下に投与するアレルゲン免疫療法です。
アレルギーの種類が『スギ花粉症』または『ダニアレルギー性鼻炎』のみ、と診断された患者さんが治療対象です。
1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を約5年間にわたり継続して服用します。初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。スギ花粉症の舌下免疫療法は、夏ごろから開始すれば次年度の花粉飛散時期に効果が期待できます 。その他詳しい治療内容については、お気軽に医師にご相談ください。

他の医療機関で舌下免疫療法を始められて、引っ越し等の理由から当院で治療の継続を希望される方は、お薬の種類と治療を開始された年月日が証明できる物をご持参ください。また、アレルギーの検査結果が在りましたら併せてご持参ください。


シダキュア スギ花粉舌下錠(鳥居薬品)


ミティキュア ダニ舌下錠(鳥居薬品)
当院ではアレルギー症状に応じた点滴での治療も受けていただけます。
詳しくは、 点滴療法の項目をご覧ください。

口やのどの症状

  • 口の中やのどが痛い

  • 飲み込みにくい

  • 痰に血が混じる

  • 声がかすれる

  • 味がおかしい

  • 食べ物がしみる

  • のどに違和感がある

  • できものができた

急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)

扁桃と呼ばれるノドの左右にあるゴロゴロした部分に細菌が感染し炎症が起こるものです。健康な時は、菌があっても抵抗力があるので感染しませんが、風邪をひいたり、過労等で免疫の力が低下した時に炎症が起こります。


まとめ

症状
強いのどの痛み、高熱、だるさ、関節痛などです。口の中が赤く腫れ、扁桃に黄白色の膿が付いていることがあります。
原因
喫煙、過労、ストレス、アレルギー、暴飲暴食、寒冷などで体の抵抗力が落ちる事が、発症のきっかけとなります。
精査方法
口の中を観察します。のどの奥を確認する際には内視鏡を使用します。
好発年齢
青年や子供に多い病気です。扁桃は加齢に伴って委縮するので、高齢者が発症する事は少ないです。
予防策
うがいをしたり、こまめに水分を採るなどして、のどの乾燥さを防ぎましょう。バランスの良い食事を採って免疫力を高め、しっかり睡眠をとり、ストレスを溜め過ぎないようにする事が大切です。


急性喉頭炎(きゅうせいこうとうえん)

急性喉頭炎とは、のど(喉頭)の粘膜に生じる急性の炎症で、風邪ウイルスによる発症が多く見られます。
最初はウイルス感染だけで、後に細菌感染が加わることもありますし、最初から細菌感染が起こることもあります。
また喉頭の中でも、声を出す声帯に炎症が起きた病態は急性声帯炎と言います。

まとめ

症状
のどのヒリヒリとした痛み、のみ込み辛い、発熱、せき、痰など。
原因
喫煙、過労、ストレス、アレルギー、暴飲暴食、寒冷などで体の抵抗力が落ちる事が、発症のきっかけとなります。
精査方法
口の中を観察します。のどの奥を確認する際には内視鏡を使用します。
好発年齢
特になし。幅広い年代の方が罹患する病気です。
予防策
うがいをしたり、こまめに水分を採るなどして、のどの乾燥さを防ぎましょう。
バランスの良い食事を採って免疫力を高め、しっかり睡眠をとり、ストレスを溜め過ぎないようにする事が大切です。


声帯ポリープ(せいたいぽりーぷ)

声がれが主な症状です。
初めは高音を出すときや長時間喋るとき、小声で喋るときのみ声枯れが起こりますが、次第に楽な発声をする際にも声が枯れるようになります。
一種の職業病でもあり、歌手、ナレーター、講師、またはカラオケやスポーツ観などで大声を出す機会が多い方が発症しやすい病気です。その他の原因として、喫煙者にも多い傾向があります。

まとめ

症状
声がれ、のどの奥の違和感、イガイガ感、のど痛など。
原因
声帯の酷使。声帯粘膜の血管が破れて内出血し血腫ができ、それが腫れた状態で大きな声を出し続けるとポリープとなります。その他に喫煙。
精査方法
内視鏡で喉の奥を観察します。
好発年齢
特にありませんが、上記のような職業につかれている成人に多い病気です。
予防策
声や喉を酷使し過ぎないようにし、飲酒や喫煙を控えましょう。こまめな水分補給で、のどの保湿をすることも大切です。


口腔がん(こうくうがん)

舌、歯茎、上あご、頬ほおの粘膜などにできるがんです。なお、舌根の部分にできたがんは、がんの分類上、舌がんではなく中咽頭がんに該当します。
5年生存率は60~80%と言われていますが、初期症状のうちに発見すれば楽に治療ができ、後遺症もほとんど残らず、5年生存率は90%以上との報告もあります。
しかし進行した口腔がんでは、手術により舌やあごの骨を切除してしまったり、顔が変形したりすることがあり、そのため食事や会話が困難になり日常の生活に大きな支障を残すことになります。

まとめ

症状
口腔内の痛みや腫れ、しこりができる、ただれ、出血、歯のぐらつき、口臭などがあります。
原因
喫煙、飲酒、口の中の汚れやムシ歯の放置、合わない入れ歯や破れたかぶせ物などによる慢性的な刺激、栄養不良など。
精査方法
まず口の中を観察し、触診します。腫瘍の組織の一部を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無やそのタイプを確認します。
好発年齢
60歳以降の方が多いとされていますが、40歳以下の罹患者も増加傾向にあります。
予防策
喫煙、飲酒を控える。バランスの良い食生活を心がける。口の中を清潔に保つ。合わない入れ歯、破れたかぶせ物、未治療の虫歯がある場合は、歯科治療を受ける


咽頭がん(いんとうがん)

鼻の奥から食道に至るまでの食物や空気の通り道である咽頭にできるがんです。咽頭は上・中・下の3つの部位に分けられ、扁桃や舌根は中咽頭に含まれます。がんができた部位によって症状の傾向が異なります。
鼻づまり、喉の違和感、食べ物を飲み込んだときの違和感、声がれなどの症状が出現することがあり、首のリンパ節に転移を起こした場合にはしこりが生じます。


まとめ

症状
上咽頭がんは、耳閉感、鼻づまり、鼻出血など。
中咽頭がんは、片側の扁桃腺が腫れる。
下咽頭がんは、喉の痛み、声がれ。
原因
飲酒や喫煙の習慣、ウイルス感染。
精査方法
口の中を観察し、触診します。さらに内視鏡でのどの奥を観察します。腫瘍の組織の一部を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無やそのタイプを確認します。
好発年齢
50歳代以降に多い病気です。しかし上咽頭がんは中咽頭がんや下咽頭がんと比較すると若い年齢の患者が多い傾向にあります。
予防策
喫煙、飲酒を控えましょう


喉頭がん(こうとうがん)

喉頭とは、のど仏の所にある器官です。喉頭には声帯があり、左右の声帯とそれらに囲まれた空間を声門(せいもん)と言い 、声門より上を声門上部、下を声門下部と言います。
喉頭は、空気の通り道である事と声帯を振動させて声を出すという働きがあります。また、飲食物を飲み込む際には、喉頭蓋(こうとうがい)と呼ばれるフタを閉じることで、飲食物が間違えて気管に入る事(誤嚥)を防いでいます。
この喉頭にできたがんを喉頭がんといい、がんができる箇所によって、「声門がん」「声門上部がん」「声門下部がん」の3種類に分けられます。声門がんは進行するまで転移しないことが知られていますが、声門上部がんと声門下部がんは周辺のリンパ液の流れにのって、リンパ節に転移しやすいという特徴があります。

まとめ

症状
声がれ、血痰、呼吸困難、喉の違和感、首のリンパ節の腫れなど。
原因
喉頭がん患者の90%は喫煙者であるといわれており、喫煙と飲酒の両方の習慣がある人は、より発症率が高まります。その他、声帯を酷使したり、お仕事でアスベストを使用する事、さらに逆流性食道炎によって喉頭に慢性的な刺激が加わる事も原因と考えられています。
精査方法
内視鏡でのどの奥を観察します。喉頭がんを疑う腫瘍があればその一部を取って顕微鏡で検査をします。
好発年齢
60歳以上に発病のピークがあり、発生率は10万人に3人程度です。男女比は、原因となる喫煙率、飲酒率にともなって、10:1となっています。
予防策
禁煙をし、過度な飲酒を控えるようにしましょう。


味覚障害(みかくしょうがい)

飲食物の味に関係する病気で、女性に多く、味覚障害全体では嗅覚障害と同様、高齢の方の増加が目立ちます。
原因の多くは、亜鉛不足にあると考えられていますが、味覚と嗅覚が密接に関わっている事で、鼻炎などのアレルギーがあると味覚に異常をきたす場合があるなど、亜鉛不足以外の原因の可能性もあります。
治療法は原因によって異なりますので、まず問診や検査で原因を特定し、それに応じた治療をします。鼻炎やちくのう症などがある場合は、それらの治療も並行して行なう必要があります。原因が亜鉛の欠乏にある場合は、必要に応じて亜鉛製剤を処方します。

まとめ

症状
味がよく分からない(味覚減退)、味が全く分からない(味覚消失)、口の中に何も無いのに味を感じる(自発性異常味覚)、特定の味が分からない(解離性味覚障害)、何を食べても嫌な味になる(悪味症)
原因
亜鉛の欠乏、口腔内の乾燥などによって味を感じる器官である味蕾(みらい)の働きが鈍くなることにあり、亜鉛の吸収を抑制したり唾液の分泌を抑える作用のある薬の副作用で起きる事があります。
またうつ病やストレスなど心因性の場合もあります。
その他、風邪をひいたことで嗅覚が低下する「風味障害」と同時に起こる場合や、舌の疾患が原因となる事もあります。
精査方法
血液検査をして亜鉛不足による味覚障害か、そうでないかの判定を行います
好発年齢
50歳以上の女性に多いですが、最近では若い年代の方にもみられます。
予防策
口腔内を清潔に保ち、唾液の分泌を促す事を心がけましょう。食事には、香りやダシ、香辛料を活かした料理と、亜鉛の豊富な食材を取り入れましょう。


魚骨異物(ぎょこついぶつ)

魚の骨が、のどや口の中に刺さる事です。口を開けて頂き、刺さっている物が目視できた場合は、医療用ピンセットで取り除けます。外から見えない場合は、内視鏡でのどの奥まで精査します。
医療用ピンセットが届かない場所に骨が刺さっている場合、取り除くためには物を掴む機能がついた特殊な内視鏡が必要になります。当院はその内視鏡を備えておりませんので、その場合は設備がある病院へ紹介させて頂きます。(ただし夜間などは当日中の受診が出来ない場合があります。)

甲状腺の症状

  • くびにしこりがある

  • 動悸がおこる

  • 健康診断で甲状腺の異常を指摘された

  • 体重の減少、または増加が続いている

  • 体がだるい感じがする

  • 気持ちがしずむ

甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)

甲状腺ホルモンが過剰に分泌され新陳代謝が高まりすぎた状態を、甲状腺機能亢進症といいます。
代表的な病気は、バセドウ病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、機能性甲状腺結節(プランマー病)です。

まとめ

症状
動悸や息切、多汗や微熱、手指の震え、不安感、眼球突出、頻脈など。
原因
確実な原因は解明されていませんが、自己免疫疾患が原因となって起こる病気だと考えられています。
甲状腺ホルモンの分泌を促す物質に似た、「TSHレセプター抗体」が甲状腺に刺激を与え続けることで、甲状腺ホルモンの量が必要以上に増えてしまう所にあると言われています。
精査方法
液検査を行い、甲状腺ホルモン(FT4)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)の数値を測定します。FT4が高ければいれば甲状腺機能亢進症と診断されます。
また超音波エコーで甲状腺の腫れがないか確認します。
好発年齢
20~50歳代の女性に多く、中でも30~40歳代の方の発症が最も多く認められます。
予防策
ビタミンAの入った食べ物や玄米発酵食品、ミネラルなどを摂取して、逆にヨードの豊富な食品などは量を控えるようにしてください。またストレスは溜めないようにしましょう。


甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンが不足した状態を、甲状腺機能低下症といいます。代表的な病気は、橋本病です。(慢性甲状腺炎ともいいます。)

まとめ

症状
疲れやすくて眠い、肌が乾燥する、抜け毛、食欲の低下、体重の増加、手足が冷える、気持ちがしずむ、体がむくみやすいなど。
原因
慢性甲状腺炎、または亜急性甲状腺炎の経過として症状が現れることがあります。ヨードの豊富な食品のとり過ぎによるものも見られます。
しかし特に原因がなく徐々に進行する事もあります。
精査方法
液検査を行い、甲状腺ホルモン(FT4)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)の数値を測定します。FT4が低下していれば甲状腺機能低下症と診断されます。
また超音波エコーで甲状腺の腫れがないか確認します。
好発年齢
女性に多く、40歳以降の女性の約1%が発症するといわれています。
予防策
バランスの良い食事を採ることと、ヨードの豊富な食品などは量を控えるようにしてください。



甲状腺腫瘍(こうじょうせんしゅよう)

甲状腺にできるしこりや結節のうち腫瘍性に増殖したものを、「甲状腺腫瘍」といいます。甲状腺腫瘍は、良性と悪性に分けられ、それぞれ治療方針も異なります。
良性腫瘍には濾胞腺腫(ろほうせんしゅ)があります。過形成と呼ばれる正常組織と同じ増殖様式を示す腺腫様甲状腺腫、液体成分の貯留が主な成分である嚢胞なども含めて広く良性結節に分類されます。
悪性腫瘍には乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、低分化がん、未分化がんおよび悪性リンパ腫などに分けられ、乳頭がんと濾胞がんをあわせて甲状腺分化がんとよびます。

まとめ

症状
首にしこりが出来る、甲状腺全体の腫れなど。
原因
女性に多い病気の為、女性ホルモンとの関連が考えられていますが、明確な原因は明らかになっていません。
精査方法
超音波エコーで腫瘍の状態を確認します。必要に応じて、腫瘍を穿刺し採取した細胞を顕微鏡で検査し、良性か悪性かの判断をします。
好発年齢
30代~50代の女性に多いですが、それ以外の人が発症することもあります。
予防策
バランスの良い食事を採るようにしましょう。


甲状腺がん(こうじょうせんがん)

甲状腺がんは、甲状腺にできる悪性の腫瘍です。
乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、低分化がん、未分化がんおよび悪性リンパ腫などに分けられ、乳頭がんと濾胞がんをあわせて甲状腺分化がんとよびます。「悪性」の腫瘍では、甲状腺のしこりの大部分を占める「良性」のしこりと違い、甲状腺の周りの臓器を壊しながら広がったり(浸潤)、頚のリンパ節に拡がったり(リンパ節転移)、あるいは血液の流れに乗って離れた臓器に転移したり(遠隔転移)する性質があります。
これらの性質のために病気が進んでいくと様々な症状が出てきて、まれに生命にもかかわる状況になります。

まとめ

症状
首にしこりが出来る、甲状腺全体の腫れなど。
原因
女性に多い病気の為、女性ホルモンとの関連が考えられていますが、明確な原因は明らかになっていません。まれに遺伝による場合があります。
精査方法
超音波エコーで腫瘍の状態を確認し、腫瘍を穿刺して採取した細胞を顕微鏡で検査し、良性か悪性かの判断をします。CT検査なども必要に応じて行います。
好発年齢
30代~50代の女性に多いですが、それ以外の人が発症することもあります。
予防策
バランスの良い食事を採るようにしましょう。また野菜、乳製品、シーフードの摂取は甲状腺がんのリスクを減らす可能性があると考えられています

くびの症状

  • しこりがふれる

  • 食べたときにくびが痛む

  • くびが腫れてきた

悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)

悪性リンパ腫とは血液がんの1つで、白血球の中のリンパ球ががん化したものです。
リンパ系の組織や臓器は全身にあるため、悪性リンパ腫は全身の部位で発生する可能性がありますが、初期の症状は首やわきの下、足の付け根などリンパ節の多い所に、しこりとしてあらわれます。
その他の発生部位は、リンパ系組織とリンパ外臓器です。リンパ系組織とはリンパ節をつなぐリンパ管やその中を流れるリンパ液、胸腺、脾臓、扁桃などの組織や臓器の事で、細菌やウイルスなどの病原体を排除する機能がある免疫システムの一部です。リンパ外臓器とは、胃、腸管、甲状腺、骨髄、肺、肝臓、皮膚などです。

まとめ

症状
初期症状は、くび、わきの下、足の付け根などのリンパ節が腫れてくることが多いですが、痛みはありません。
全体的な症状として、発熱が続いたり、寝汗、原因のはっきりしない体重減少などがあります。皮膚に症状が出れば、皮疹が現れたり、かゆみが出たりします。
原因
ウイルス、細菌、自己免疫疾患(関節リウマチなど)、免疫不全を引き起こす薬剤治療、化学物質への暴露が挙げられますが、明確な原因は明らかになっていません。
精査方法
リンパ節や腫瘤に穿刺をし、細胞を採取して顕微鏡で調べる検査をします。そこで悪性リンパ腫の疑いが強い場合は、リンパ腫の腫れているリンパ節や腫瘤の一部を切除して、さらに詳しい検査をして腫瘍の状態を判定し 、リンパ腫の悪性度を知ることができます。
また状態によって、血液検査や尿検査、骨髄検査、超音波エコ―検査、CTなど様々な検査が必要になる場合があります。
好発年齢
発生のピ-クは50~60歳代で高齢者に多い病気です。
予防策
明確な原因が不明ため、確実な予防法は見つかっていません。


頸部リンパ節炎(けいぶりんぱせつえん)

リンパ管は全身に張り巡らされており、その節々にある豆のような形をしたものがリンパ節で、頸部(くび)にも多くのリンパ節があります。このリンパ節が炎症を起こした場合を頸部リンパ節炎と言います。
細菌感染による炎症ですが、ウィルス感染や結核などによる場合もあります。

まとめ

症状
のどの痛み、発熱、倦怠感など。
原因
ウイルスや細菌などへの感染による急性リンパ節炎と、その急性リンパ節炎が治癒しないまま長引く、慢性リンパ節炎にあります。まれに結核性のリンパ節腫脹もあります。
精査方法
触診でリンパ節の腫れの状態を確認し、炎症の状態などを確認する為に必要があれば血液検査をします。また内視鏡で喉の奥にリンパ節の腫れの原因がないかどうか確認する場合もあります。
好発年齢
10~30代の女性に多いです。
予防策
免疫力の維持と向上が大切です。しっかり睡眠をとり、バランスのよい食事、適度な運動をして、疲れやストレスを溜め過ぎないようにしましょう。

顔の症状

  • 顔が動しにくい

  • 顔が腫れた

  • 額や頬をおさえると痛い

顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)

顔面神経とは、顔を動かす為の神経で、脳から出た後に多くの分枝を出して様々な器官や筋肉を支配しています。この経路のどこかで顔面神経に障害が生じたときに顔の動きが悪くなる病気です。
顔面神経麻痺のうちの大部分を占める末梢性麻痺は、主にヘルペスウイルスが原因であり、身体に潜んだウイルスが身体の抵抗力が低下したときに活発に活動し麻痺を引き起こします。
その他、まれにですが中耳炎や、耳下腺がんが原因となることもあります。

まとめ

症状
眉毛が下ががる、目が閉じれず半開きになり目が乾く、うがいや飲み物を飲もうとすると口の端から水分がたれてくる、音が響く、味が分かりにくいなど。
原因
原因不明な場合もありますし、ウイルスの感染による場合もあります。その他に外傷などが原因になることもあります。
精査方法
血液検査でヘルペスウイルス感染がないかを調べます。必要に応じてCT検査、MRI検査をする場合もあります。
好発年齢
幅広い年齢層で発症しますが、40歳代が最も多いです。
予防策
疲れやストレス溜め過ぎない様にして、不規則な生活習慣などは改善しましょう。



唾液腺炎(だえきせんえん)

唾液を作る組織(耳下腺・顎下腺・舌下腺)に炎症が生じた状態です。代表的なものは、いわゆる「おたふくかぜ」で、ムンプスウィルスというウィルスが原因です。

まとめ

症状
耳下腺・顎下腺・舌下腺の腫れと痛み。
原因
細菌やウィルスの感染ですが、免疫異常によるものや原因不明の場合もあります。
精査方法
血液血液検査を行います。白血球や炎症の数値、唾液腺が炎症を起こすと数値が高くなるアミラーゼの数値を調べます。
好発年齢
幅広い年齢の方が発症します。原因がムンプスウィルスの場合は、小児が半数を占めます。
予防策
口の中を清潔に保つために、うがいをしましょう。

めまいの症状

  • 視界がぐるぐる回る

  • 吐き気がする

  • ふらついて真っすぐ歩けない

良性発作性頭位めまい症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)

内耳の卵形嚢という器官の中には、耳石というカルシウム結晶があり、普段、この耳石の移動によって私たちは身体の傾きを感知しています。
何らかの原因によってこの耳石が三半規管内に入り込み、さらに管内を移動することでリンパ液の流れに異常をきたします。すると身体を動かしていないのに「身体が動いている・傾いている」という誤った信号が脳に伝わり、めまいなどの症状をきたします。

まとめ

症状
頭を動かした時またはや一定の頭位をとると視界が回る、もしくは揺れる様な感じがする、ふらつく、吐き気、嘔吐など。
原因
耳石が三半規管内へ迷入すること。
精査方法
眼振検査で目の揺れ方を確認し、体のバランスを測る検査をします。また聴力検査で難聴が起こっていないかを確認します。
好発年齢
60〜70代の女性に多いです。加齢や女性ホルモンに関係があると考えられています。
予防策
横向きに寝て、頭を左右に振る動作で寝返り運動を行う、頭の位置を高くして寝るなどをすると、耳石が三半規管にたまりにくくなります。


メニエール病(めにえーるびょう)

耳の中には、きこえを担うの「蝸牛(かぎゅう)」と、平衡感覚を担う「三半規管」があり、その中に「リンパ液」が入っています。このリンパ液の流れが悪くなり、強く水ぶくれになる「内耳リンパ水腫」が原因で起こるとされています。
蝸牛が強く水ぶくれになれば、めまいは感じず、難聴だけを自覚し耳が詰まった感じや耳鳴り、音が響く感じのみ出現する場合もあります。
反対に三半規管・耳石器が強く水ぶくれになれば、難聴や耳が詰まった感じなどは感じず、めまいのみを自覚します。めまいの持続時間は10分程度から数時間程度です。

まとめ

症状
難聴、耳閉感、音が響く、めまいなど。
原因
ストレス、睡眠不足、疲労、気圧の変化、几帳面、内向的、悲観的、知識欲旺盛な性格など。
精査方法
眼振検査で目の揺れ方を確認し、体のバランスを測る検査をします。また聴力検査で聞こえに変化があるかを確認します。
好発年齢
30~40歳で、男女比はやや女性に多です。
予防策
疲れやストレス溜め過ぎない様にして、不規則な生活習慣などは改善しましょう。

いびき・睡眠時無呼吸の症状

  • 大きないびきをかく

  • 睡眠中に時々呼吸をしていないことを指摘された

  • いきなり強烈な眠気に襲われて短い間意識が途切れる

  • 十分な時間の睡眠をとっても熟睡感がない

  • だるい、倦怠感がある、疲れやすい


睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)

睡眠中に呼吸が10秒以上止まる気流停止の状態を、『無呼吸』と呼び、それがひと晩に30回以上ある、あるいは1時間あたり5回以上ある場合に睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
この病気は、脳や全身が酸素不足を起こして深刻な病気のリスクを上昇させ、睡眠の質や量が大幅に低下して日中に抵抗できない強い眠気が襲ってくるため交通事故の原因になることがあります。
また、集中力が低下するなど、仕事や学習をはじめ、日常生活に悪影響をおよぼします。
さらには、低酸素状態に陥ることで心臓や血管にダメージを受け、様々な合併症を引き起こす場合もある深刻な病気です。
睡眠時無呼吸症候群によって合併する病気の中でも、特に高い確率で併発することが明らかとなっているのが「治療抵抗性高血圧」です。この病気は3種類以上の降圧剤を服用しても目標値まで血圧を下げることができず、血圧をコントロールするのが困難です。
また他の高血圧と比べて、脳卒中や脳梗塞、心臓発作による死亡リスクが高く、専門医との連携が欠かせません。さらに糖質や塩分、アルコールの摂取を控えたり、適切な運動で体重をしっかりと管理するなど、日常生活の改善も必要となります。
その他に睡眠時無呼吸症候群が原因となっておこる事が多い病気に、多血症があります。多血症とは血液中の赤血球が増えてしまう疾患です。
赤血球が増えすぎると血液が濃くドロドロになって流れが悪くなり、血栓(血の塊)ができやすくなり心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。睡眠時無呼吸症候群における多血症の原因に、無呼吸によって結果的にANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)という利尿ホルモンが多く分泌されることになり、夜間尿が増えたり脱水になり血液が濃くなってしまう事があります。また、無呼吸によってくり返す低酸素状態が続くことで、エリスロポエチンというホルモンが増え、結果的に赤血球が増え、多血症になるのです。

睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には、CPAP(シーパップ)という機器を使用し治療を行うことで、上記のような症状も改善が期待できます。

まとめ

症状
大きないびきをかく、睡眠中に呼吸が止まることがある、い日中の強い眠気、だるさや倦怠、疲れやすいなど。
原因
肥満によって気道周りに脂肪がつき過ぎ、睡眠時に上気道が塞がれること。扁桃やアデノイド肥大、上気道への舌の落ち込み、骨格(下顎)の小ささ、睡眠薬の常習的な服用など。
精査方法
睡眠簡易検査の機械をお持ち帰りいただき、ご自宅で無呼吸や低呼吸(呼吸が浅くなる状態)の頻度を測定することができます。その数値が20以上40未満の場合入院による精密検査が必要です。
好発年齢
男性では40~50歳代が半数以上を占めます。女性では閉経後に発症する場合が多いです。
予防策
規則正しい生活と適度な運動を心がけ、過度な飲酒は控え、適正体重を維持する様にしましょう。また寝姿勢を横向きにする事も予防になります。

点滴治療

  • 花粉症点滴
  • 白玉点滴(注射)
  • 疲労回復点滴(注射)
  • プラセンタ注射
  • 高濃度ビタミンC点滴

花粉症点滴

病院で処方されたお薬をきちんと飲んでいても、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状が治まらない方にお勧めします。花粉の時期は週に1、2回の点滴をすることで症状改善が期待できます。
回数
料金
¥2,500
※糖尿病などの基礎疾患がある方がこの療法をご希望される際は、必ず治療を始める前に基礎疾患があることを医師にお伝えください。
※一回の点滴に掛かる時間は約30分です。
※保険適用外です。


その他の点滴治療

高濃度ビタミンC点滴、プラセンタ注射、白玉点滴(注射)、疲労回復点滴(注射)の詳しい内容は「美容医療」ページをご覧ください。

ピアス穴あけ

ピアッシングは医療行為と規定されており、感染症などのトラブルにならないためにも病院での安全な施術が推奨されます。
当院では局所麻酔注射をし、医療用の針で開けます。針での穴あけはピアッサーと比べて耳への負担が少なく、きれいな穴が開くのでピアスホールの完成も早いです。穴あけ後すぐにお好きなピアスを装着出来ます。ご来院の際は装着したいピアスをご持参ください 。
下記の場所以外への施術も、可能な限りご希望を承ります。
  • 耳たぶ        ¥3,500
  • 軟骨ヘリックス    ¥5,000
  • 軟骨トラガス     ¥10,000
  • 軟骨コンク      ¥12,000
  • 軟骨インダストリアル ¥15,000
※麻酔費用込みの金額です。
※片耳一ヵ所の価格です。
※保険適用外です。
※18歳未満または高校生以下の方は、保護者の同意が必要です。

美容医療

施術について詳しく知りたい方は、画像選択し「美容医療」ページをご覧ください

各種検査と機器

内視鏡検査

鼻や喉の痛みや不快感などの症状で受診いただいた際に、鼻や喉の奥を観察する為に、鼻咽腔ファイバーおよび喉頭ファイバー検査(内視鏡検査)を行います。直径3-4mm程度の通常軟性(フレキシブル)のファイバーを鼻腔から挿入しますので、お子様でも苦痛なく検査でき正確な診断をする事ができます。撮影後は画像を保存し、患者様にもご覧いただきながら病状説明をします。

超音波エコー検査

喉や首の腫れやしこり、健康診断などで甲状腺のご病気を指摘されて受診して頂いた患者様に、体を傷つけずに皮膚の下の臓器や腫瘍(できもの)の状態を、液晶モニターに表示して見ることができます。被爆の心配もなく、痛みを与えたりすることもありませんのでリラックスして検査を受けて頂けます。また臓器や腫瘍についての精密検査が必要な場合は、エコーで見ながら、腫瘍を針で刺して、細胞を取って病理診断をいたします。

聴力検査

どのぐらい小さな音まで聞こえるか、ということを測定するものです。防音室にて患者さんにヘッドホンをつけて頂き、オージオメータという器械で音を出して、音が聞こえたら患者さんにボタンを押して頂くだけで聴力を調べる事が出来ます 。
また、めまい症状の際、内耳の病気が原因でめまいが起きていれば聞こえに変化が現れますので、原因を見つける為に聴力検査をさせて頂きます。

重心動揺検査

重心動揺検査は、めまい、平衡障害の診断を目的とした検査のひとつで、開眼時、閉眼時における直立姿勢に現れる重心の動揺を記録、分析して身体の平衡の維持に働く機能を検査するものです。この身体の平衡の維持には、視覚、内耳(前庭・半規管)、脊髄固有反射およびこれらを制御する中枢神経が関わっています。
この検査で、平衡障害の客観的把握、および障害の程度の把握ができます。また、平衡障害の原因が内耳にあるのか(耳からくるめまい)、中枢にあるのか(脳からくるめまい)の鑑別がグラフにより一目で分かるようになっていますので、病気の経過の観察、治療効果の判定ができます。

レントゲン検査

主に鼻の疾患でレントゲン撮影を行います。
副鼻腔の総合的な診断、特に副鼻腔洞内の状態を知る上で重要な検査です。副鼻腔の形、周囲の骨壁の状態、内部に含まれる空気の状態、粘膜の腫れ方、洞内に膿汁がたまっているか等がレントゲン写真から判断することができます。

睡眠時無呼吸検査

いびき、日中の眠気や倦怠感でお悩みの方、ご家族様等に睡眠時無呼吸を指摘された患者様には、睡眠簡易検査をお勧めします。睡眠簡易検査は、ご自宅にて患者様ご自身で簡単に検査をして頂けます。後日、検査機械をご返却いただき、得られたデータを解析した結果の説明を致します。
一晩の睡眠を通して、1時間あたりの無呼吸や低呼吸(呼吸が浅くなる状態)の頻度を無呼吸低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)で表し、数値が20以上40未満の場合入院による精密検査(PSG:ポリソムノグラフィー検査)が必要です。

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